0 %

BLOG

a-worksでがむしゃらに働いて独立するまでの8年を振り返る【退職エントリー】

本日は、a-worksで8年4ヶ月勤務した後に自身で会社を立ち上げられた高田 良平さんにインタビューしました!独立したいと思った背景は?これまでの会社員生活で得られたものとは?などなど、インタビューした内容を紹介します!

高田 良平(左)

2014年6月にa-worksへ入社。広告企画、プロダクトマネージャー、管理部リーダー、コンサルティングなどを経て2021年12月にAlthaea社を設立。2022年7月で31歳になりました!

ーーまずは8年4ヶ月、お疲れ様でした!新卒時からとても長かったと思いますが、これまでのa-worksキャリアを一言で表すとどうですか?

漢字一文字で表すと「激」ですね(笑)

本当に激動の期間でした。僕が入社した2014年頃はa-worksがすごく伸びていた時期で、自社プロダクト『AdCent』をリリースしたり、海外進出もしていて何度かベトナム出張に行ったりもしていました。そのあと2018年頃に会社の業績が伸び悩んで、V字回復して…僕自身も家が火事になったり、心臓手術をしたり…(笑)※
※詳細は過去のブログをご覧ください。
最高に熱かったエピソード
最高に胸がドキドキした話

ずっと何かしらイベントが起こっていたなと思います。

ーー入社当初から将来的には独立する予定だったとのことですが、そう考えるようになった背景はなんですか?

あまり明るい話ではないんですが、小学生の頃に父親が亡くなっていて、そのあと色々あって保険金詐欺にあったり、連帯保証人3億円の請求がきたりと、お金関係のトラブルがとても多かったんですね。その影響もあって、やりたいことがあってもお金を理由に諦めないといけないこともありました。

その頃の自分の力ではどうしようもなかったんですけど、とにかく悔しくて、それを覆せるくらいの力がほしいと思ったのが理由です。とにかく稼ぎたいみたいな。なので将来的には自分の力でビジネス価値を生み出せるようになりたい、そのための実力をつけられる環境で働きたいと考えていました。

「成長できる環境に身を置く」ことを念頭に、とにかくキツそうな会社を選んだ

ーーそんな大変な経験をされていたなんて、これまでのブログのテンションからは想像もできなかったです…。a-worksへの入社を決意したのは何が決め手だったんですか?

前提として、自分の目標達成への1番の近道は経営者になることなんじゃないかと考えていました。そのために必要な成長環境がa-worksにありそうだと思ったのが決め手ですね。

野山さん(a-works代表)は同じ学校出身で教授繋がりで紹介してもらって、何回かa-worksオフィスへ会いに行きました。その中で「この会社なら、自分から食らいついていった時に得られる学び、成長が大きそうだ」と直感的に感じました。キツそうだけど力がつきそうだなと…!

環境を選ぶことってすごく大事なことだと考えていて、よく「環境を求めてはいけない!自分で作り出すもの」とか言われることも多いじゃないですか。でも、個人的にはそんなことないんじゃないかと思っていて。受け身な姿勢で仕事をするのがダメなのであって、自分の能力を最大限活かせる環境を自分で選ぶことってめちゃくちゃ大事だなと、今振り返っても思いますね。

写真で振り返る8年①:新卒入社から数年でアドテク系イベントでスピーチさせていただいた時。大変だったけど若手のうちからたくさんの経験ができました!

得られたのは、信頼を基盤にプロジェクトを完遂する力

ーー入社後、野山社長と近い距離で働かれていたと思いますが、1番印象に残っている仕事はありますか?

高田の経歴

2014年〜|アカウントプランナー|通販事業主の広告企画、運用

2015年〜|プロダクトマネージャー|自社プロダクトAdCentの企画

2018年〜|社長室|経営企画、各部門の取り纏めなど

2019年〜|管理部リーダー|財務全般、マネジメントなど

2021年〜|コンサルティング|通販事業主のデータ基盤作成など

社長室時代はいろんな意味で印象に残ってますね。社長室とは、簡単に言うと社長、現場双方とコミュニケーションを取りながら、社長とともに会社方針を議論したり、決まった方向性を組織や事業に落とし込んでいくことが役割でした。今もですがあの頃は本当に未熟で、何をやってもうまくいかなかったです(笑)

当時のa-worksは拡大方針で社員も増えていってたのですが、その分どうしても社長と現場の認識のズレが出てきてしまったり、同じ頃に会社の業績が伸び悩んで大変な時期だったんです。

僕なりに色々考えていて、「経営理念の「すげぇことしよう」って、人がたくさんいないとできないのかな」とか、「もっとこんな会社にしていきたい」といったことを、生意気にも社長へ真正面からぶつけてました。意見が衝突したりまとまらなかったりもしましたが、一般的にこんな若手が経営について代表と議論できることって中々ないと思いますし、自分の独立に向けても非常に良い経験をさせてもらいました。

写真で振り返る8年②:ビジネス経験だけでなく、人を楽しませることも学びました。写真は会社創立10周年イベントでコナンくんを演じた時のもの。

ーーa-worksメンバーの中でも1番ジョブローテーションをされていると思いますが、いろんな仕事をする中で得られたスキルはありますか?

信頼度の高い仕事をどうやって進めていくか?みたいなことは常に考えていました。やったことない、わからないことだらけの仕事でも相手から信頼いただきながらどう形にしていくか、みたいな。

スキルというよりは、名前のない仕事かなと思うのですが…でもプロジェクトや事業を成功させるためには絶対に身につけないといけないことだと思っています。

ーーなるほど。取引先やパートナー、社内メンバーから信頼してもらうためには何を意識していましたか?

当たり前なんですけど、決めた期限を守るとか。相手が求めてることを想像して、先回りして価値を出すとか。要するにお客さんの事業に貢献したいという想いをベースに行動していました。

「そんなのみんな考えてるよ!」と思われるかもしれませんが、自分も含めてどのフェーズでもより深い理解があるものと考えています。つまり、自分なりには考えてる、わかってると思っていても、人によって持っている知識や経験、視点などが違う分、理解度、考えている深さももちろん変わります。

抽象的な話ですが、自分が考えているよりも“より深い理解”が常に存在しているという前提の元、高い基準で物事に向き合うことが重要だと考えています。

写真で振り返る8年③:2019年の忘年会はウーパールーパーのコスプレで一芸をしました。、数年後の自分が見たら恥ずかしいと思うかもですが、みんな笑ってくれてよかった!

自分の目標を達成した先にあるもの

ーー自分が思うビジネス価値を生み出せるようになったら、そのあとはどんなことをしようと思っていますか?

うーん、そんなこと考えなくてもよくない?って正直思ってます(笑)

「こんな世の中を作りたい」とか、長期的な夢を持って頑張れるのはとても素晴らしいことだと思います。でも、そんな人ばっかりじゃないじゃないですか。

僕の場合は、解決したい課題があったというより、力をつけたいという感じだったので。例えば、ジムで「筋トレをやり切ったらその後何しますか?」というのに答えられない人も結構いるとは思います。それと同じイメージですね。

目標に向けて頑張るプロセスそのものが楽しいなと思いますし、そのプロセスの中で色々見えてくるものもあると思うんです。僕の場合は、例えば医療や科学、教育、福祉といった領域にもっと貢献したいなと思って、研究している方へ少額ですが寄付をするようになったり…。昔の自分からは考えられないので自分でもびっくりしていますが(笑)

最近特に、目線が自分の外に向いてくるようになりました。実力をつけたいという目標に向けて頑張った延長線上に、自分みたいに世の中への貢献の気持ちが生まれてくるパターンもあるのかもしれないなと感じています。

あとは、自分の仕事を通じて関わった誰かがちょっとでもよくなってくれればいいかなくらいの感じです!

ーー人に喜んでもらいたいという考えが強いんですね!

そうですね。その中でも人から頼まれてない仕事で貢献できた時が1番楽しいですね。

依頼された仕事にプラスαで事業へ貢献できそうな提案を作ってみたり、ちょっとした効率化プログラムを作って提供したり。そういうことをしていると結果的にスキルも伸びていきますよね。 

もちろん求められたことにも応えたいとは思いますが、人をびっくりさせるのが好きで、「これをやったら絶対喜んでくれそう~!」と思うことをしていきたいです。

仕事はしんどいもの。そう思いながらも目標がぶれない理由

ーーa-worksでの仕事を通して一番楽しかったことを教えてください。

忘年会での出し物です!

ーー忘年会?(笑)

写真で振り返る8年④:2020年の忘年会はコロナウイルスの影響で中止に…でもなんかやりたい!ということで某アイドルグループの動画を撮影して会社メンバーへ公開しました!

半分冗談ですが(笑)a-worksに限った話ではなく、そもそも仕事っておもしろい、楽しいばっかりじゃなくて、しんどい、辛いと思う部分も正直たくさんあるじゃないですか。

誰かに貢献できた時に感じる達成感だったり、自分の仮説がうまくいって結果につながった時に感じるおもしろさというのはもちろんあります。でもそこに到達するまでってめちゃくちゃ大変だったりもするわけで…。

「仕事おもろい!」って毎日思いながら働いている人もいますけど、そうじゃない人だっていっぱいいると思うんです。僕も正直、仕事自体が好きで好きでしょうがないわけではないです。

ーー高田さんは仕事人間のイメージが強かったので意外です!

“自分の実力をつけたい”というのが1番重要なので、そこにつながる仕事や勉強は必死でやる。そこはブレないと思います。

あと長期目線で言うと“周りの期待に応えられない自分になってしまうのが嫌”というのも自分を突き動かしている大きな要素です。「他のすげー人たちは今この瞬間も努力しているのに、俺は寝てていいのか!」みたいな(笑)

ーーそのストイックさが今の高田さんを作っているんですね。最後に、Althaea社のこれからについて聞かせてください。

今はEC関係のお客様からご相談をいただいたり、システム開発のお仕事をいくつかさせていただいています。まだまだ安定とはほど遠いので、まずは会社を軌道に乗せることからですね…!Althaea社はまだまだ出発したばかりですが、もっとレベルアップして、今後a-worksに恩返しもできたらなと思います。


高田さん、ありがとうございました!今後ともよろしくお願いします。