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求められる人材になるために必要な経験とは?【ダイレクトアジェンダ2018登壇者インタビュー】

こんにちは。a-works広報の大沢です。
a-worksは昨年に引き続き、「ダイレクトアジェンダ2018」に参加してきました。

ダイレクトアジェンダは、直販・通販事業に携わるトップマーケッターが250名集結するカンファレンスです。

2泊3日のプログラムで、業界の最新事例や最先端のアドテクノロジーの紹介、業界を超えて取り組むべき課題についてのディスカッションが行われます。参加される方の多くは、直販・通販企業のトップや部長クラスの方々。ネットワーキングパーティーでは、トップマーケッターの間で情報交換が行われます。

そんな一大カンファレンスに、a-worksからアカウントプランナーの溝端さんが登壇してきました。250名ものトップマーケッターの前でプレゼンしたことで、改めて自身の生き方に向き合い直し、考えが変わったと話します。

当時24歳という、比較的若い年齢でカンファレンスに登壇した経緯から、登壇を経て気づけた学びまでお話しいただきました!


溝端 大介(みぞばた だいすけ)。2015年、a-works入社。広告運用グループ所属 ユニットリーダー。健食、コスメを中心に複数ジャンルのアフィリエイト運用を担当。健食案件の新規プロダクトでは後発商品にもかかわらず販売開始から3ヶ月で単月1,000件台の新規獲得を実現。


—-今年でa-worksは2回目の登壇でしたが、社内でも今年は誰が登壇するのか話題になっていました。溝端さんが選ばれた経緯から教えていただけますか?

昨年、a-worksから山根皐さんが登壇された際に私も同行していたんです。そこでプレゼンする姿を見て「こんな大舞台に立ちたい」という思いと、その後のネットワーキングパーティーで業界の著名人から話しかけられている様子を見ていて、「羨ましい」という気持ちが沸き上がってきました。(昨年度の講演内容をまとめた記事はコチラ

早速、打ち上げに行くタクシーの車内で、野山社長に「来年、登壇したいです」と伝えましたね。

——ご自身から登壇したいと仰ったんですね。

もともとa-worksには、「チャレンジしたい」という声を上げると、責任を持って全うできるメンバーには任せてもらえる。という文化があります。

とはいえ「自分で大丈夫かな?」という思いもすごくあったんですが、それ以降、野山社長と話す機会があれば「溝端、ほんまにダイレクトアジェンダ出たいんか?」と聞かれるようになり、「出たいです!」とアピールし続けていて。

幾度となくアピールした結果、思いを聞き入れてもらうことが出来て、最終的に2017年8月末に行われた社員総会で「2018年は溝端が登壇!」と発表されました。めっちゃ嬉しかったですし、チャンスを掴むために手を挙げるって、本当に大事だなと思いましたね。

人数も増えてきて、黙ってても回ってこないので、尚更自分から取りに行かないと!と思っています。

—-なるほど。ただ、「チャレンジできる社風がある」とはいえ、これだけ大勢のトップマーケターが集結するカンファレンスに、自分から「行きます!」と言うのは勇気がいると思います。そこまでして登壇したかった理由はなんでしょうか?

僕個人の軸としては、求められる人材になりたいからです。具体的にいうと、「溝端さんだから仕事をお願いしたいです」と言われるような、名指しで仕事を頼まれるようなビジネスマンを目指しています。

今の仕事が本当に好きなので、この業界でもっと高みを目指していきたいと思っていて、僕が目指すプレイヤー像に相当する方々って本当にいろんなメディアやイベントで名前を見るんですね。なので、そういう方々に近づくための第一歩だと考え、登壇したいと思いました。それにこういったイベントに参加するとたくさんの優秀な方々と情報交換が出来て成長に繋がるので、機会があれば行きたいとアピールしています。

やりきったからこそ見えてきた次のステップ


※壇上でプレゼンしている様子。講演テーマは「ダイレクトとブランド確立を共に成功に導くCtoCメディアマーケティングとは」。


—–当日は「ダイレクトとブランド確立を共に成功に導くCtoCメディアマーケティングとは」というタイトルでお話されましたが、あまり耳慣れない「CtoCメディアマーケティング」とはなんでしょうか?

CtoCメディアマーケティングは、いわゆる「消費者」であり「メディア」である方がレビュー記事やブログなど、ご自身のメディアを通して商品の良さを伝え、拡散していくというマーケティング手法です。消費者が消費者に紹介するのでとても共感性が高いし、WEB上では伝わり辛い実際の使用感やブランドの良さを伝えることが出来ます。

※ダイレクトアジェンダ2018での詳細な登壇内容は、後日別の記事でご紹介します。

—–ありがとうございます。なかなか伝えるのが難しい内容ですね。相当内容を練られたと思いますが、準備期間はどの程度あったのでしょうか?

テーマの決定、プレゼン資料の作成、練習などで2ヶ月間は準備期間に充てていました。最初のキックオフから2ヶ月あれば十分だと思っていたんですが、何度も修正が入ることで思ったより時間が足りなくて。しかも2016年のコマースサミット、2017年のダイレクトアジェンダとは切り口を変える必要性を参加メンバー全員が感じていたので、正直2ヶ月では全然足らなかったなと今となっては思います。

本番1~2週間前は怒涛の追い込みで、土日に野山社長とグループ長に練習に付き合ってもらわないと間に合わないくらいでした。猛特訓して、何度も資料を修正して、本番当日の朝4時に緊張と焦りで全然思うように言葉が出ず、自分の不甲斐なさに涙が出ましたね。社長はじめ、皆の応援があったからこそ乗り越えられたものの、1人だったら確実に心が折れていたと思います。人に応援してもらうことで生まれるパワーを痛感した瞬間でした。

—–それだけの猛練習を終えて登壇された後はいかがでしたか?

本音を言うと、狙っていたベストプレゼン賞を獲得できなかったので悔しい結果ではありました。

ただ、振り返ってみると甘々だった自分がいて、当然の結果なのかなと思うと同時に、たくさんの気づきや学びがありました。というのも、a-worksの社内行事で表彰されたりして、恥ずかしながら「プレイヤーとして力がついてきたんじゃないか?」と思ってしまっていた自分がいたからです。まさに「井の中の蛙、大海を知らず」だったんだな、とすごく反省しました。

今回のダイレクトアジェンダで賞を取られていた方々のプレゼンを見ていると、「今の自分は到底この人たちに敵わない」という現実を叩きつけられたんです。

自分基準で頑張った。ではなく、業界基準で認められ、「すげえ」と思わせるプレイヤーになるためには、「今の自分では到底ダメだ」と根底から意識が変わりましたね。世間的な基準の高さに触れ、自分を見つめ直すきっかけが出来たことがすごく大きいです。

求められる人材を目指すうえで必要な経験だった

—–登壇したことで、「求められる人材」に近づけたのでしょうか?

まだまだ近づけてないと思いますが、自分が今どこにいるかは気づくことが出来ました。

—–それは業界内におけるという意味ですか?

そうです。

前述の通り、業界で活躍されるトップマーケッターの方々のプレゼンを聞いて、求められる人材を目指すのには、心の底から、今の自分ではダメだという危機感を持つことができました。ダイレクトアジェンダという大舞台に立ったからこそ、自分の視野や価値観の広がりを感じることが出来ました。

これは、ずっと会社で仕事をしていても気づけなかったことだと思います。

a-worksという会社の枠を超えて、業界のトップが集まる場に行ったからこそ、自分は何が出来て、何が出来ない人間なのか、改めて自分と対話をして、愚直に成長に向き合うことの大切さに気づかされた時間になったと思っていますし、こういう気づきや学びを与えてもらえる環境に心から感謝をしています。

僕自身、まだまだ成長途中の人間です。だからこそ挑戦しなければ今より高みには行けないし、失敗を恐れて手を上げなかったらこんな貴重な経験をすることも出来ませんでした。こういう話を社長とすると、よく「失敗したらあかんって誰が決めたん?」と言われます。昔の僕は失敗が怖くて逃げ腰だったんですが、今になってようやく社長の言葉の意味が分かります。

成長には痛みが伴いますし、実際今回もちょっと泣くぐらいにはしんどい時もありました。でも、今では胸を張って「向き合って良かった」と言えます。

結果を出すために基準をより高く(勿論、客観評価で)持ち続けること。
手を上げて宣言し、「やって良かった」と言えるように努力をすること。

この2つが本当に大事だということが、ダイレクトアジェンダ登壇を経ての最大の学びです。

もし僕と同じような境遇で二の足を踏んでしまう人がいたら、失敗を恐れず、是非とも自分の為に手を挙げてほしいと思います。