「Airペイ(エアペイ)で楽天ペイの導入方法が分からない」「楽天ペイを申し込むにはどうすればいいの?」とお悩みではありませんか?
ご安心ください。Airペイでも楽天ペイは利用できます。
また、楽天ペイだけでなく、「PayPay」や「d払い」など、他の決済方法をまとめて追加することも可能です。
そこで、この記事ではAirペイ(エアペイ)で楽天ペイを導入する方法や決済手数料、楽天系のキャッシュレスサービスの対応可否などについて解説します。
理解が難しい内容も分かりやすく解説しておりますので、まずはご一読ください。
Airペイ(エアペイ)で楽天ペイは使える?
Airペイ(エアペイ)は楽天ペイを利用可能です。2022年10月下旬から楽天ペイ決済への対応が開始されました。
また、楽天ペイだけでなく、「PayPay」や「d払い」、「au PAY」など、大手のQRコード決済3社にも対応しています。
Airペイ(エアペイ)での楽天ペイの決済手数料は?
「Airペイ(エアペイ)」で楽天ペイの決済を行った場合の手数料は税抜きで2.95%です。
税込みの場合は、決済手数料に消費税10%が上乗せされるため、3.24%となります。
また、手数料は「PayPay」や「d払い」、「au PAY」など、主要QRコード決済3社を利用した場合も同様に3.24%(税込み)です。
Airペイ(エアペイ)で楽天ペイを導入する方法は?
Airペイ(エアペイ)で楽天ペイを導入する際の手順や注意点、メリットについて解説します。
ぜひ参考にしてください。
Airペイ(エアペイ)での楽天ペイの導入手順
Airペイ(エアペイ)での楽天ペイの導入手順は以下の通りです。
- Airペイに申し込む
- 審査(通常2〜3週間)
- 端末を用意
- アプリのインストールと初期設定
- 楽天ペイの利用開始設定
上記の導入手順の詳細を解説いたします。詳しく見ていきましょう。
STEP 1:Airペイに申し込む
Airペイ(エアペイ)の公式サイトを開き、申し込みを行ってください。
事業者情報や店舗情報、口座情報などを入力し、決済方法の選択で「Airペイ QRも同時に申し込む(無料)」に✔️を入れます。
楽天ペイは「Airペイ QR」に分類されますので、AirペイQRへの申込みがなければ利用することができません。忘れずにチェックしましょう。
また、楽天ペイだけでなく、「PayPay」や「d払い」、「au PAY」などのQRコード決済も、まとめて申し込むことが可能です。
STEP 2:審査(通常2〜3週間)
審査に要する時間は通常の場合であれば、2〜3週間です。審査中もメールで進捗状況が届き、楽天ペイでは楽天ペイメント社の審査を受けます。
また、クレジットカード決済と電子マネー・QRコード決済は、それぞれに審査が異なり、最初にクレジットカード決済(VisaやMasterCardなど)の審査から行われます。
STEP 3:端末を用意(無料レンタル可能な場合も)
決済操作用の端末を用意します。対象端末はApple社のiPadおよびiPhoneのみとなり、Android端末は非対応となりますので、ご注意ください。
また、Airペイ専用のカードリーダーは、審査完了のメールを受信後、約2日〜4日でお手元に届きます。
キャンペーン中であれば、カードリーダーは無料でレンタルすることが可能です。
STEP 4:アプリのインストールと初期設定
端末の到着後は、アプリをダウンロードします。App Storeにアクセスし、「Airペイ」のアプリをダウンロードしてください。
ダウンロード後は、ログイン画面で「Air ID(または登録メールアドレス)」とパスワードを入力し、初期設定を行います。
初期設定の完了後は、実際の操作を体験できる「トレーニングモード」を利用することが可能です。
また、トレーニングモードは自動で終了しません。終了する際は、トレーニングモードの設定を「オフ」にする必要がありますので、ご注意ください。
STEP 5:楽天ペイの利用開始設定
審査が完了した決済方法から順次利用できるようになります。アプリ内に楽天ペイのアイコンが表示されていれば、利用可能です。
申し込み情報に不備がある場合は、登録したメールアドレスに連絡が届きます。連絡があった場合は、早めの返信を心がけましょう。
Airペイ(エアペイ)で楽天ペイを導入するメリット
Airペイ(エアペイ)で楽天ペイを導入するメリットは以下の通りです。
- 複数のQR決済をまとめて導入できる
- 楽天ポイントへの対応で楽天ユーザーを呼び込める
- 一括管理画面で売上確認が簡単になる
- インバウンド需要に対応できる
Airペイでは、楽天ペイだけでなく、「PayPay」や「d払い」など、多数のQRコード決済に対応しているため、導入時に複数のQR決済をまとめて追加できます。
また、管理画面で楽天ペイをはじめ、複数のQRコード決済の売上を一括で管理することが可能です。
さらに、キャッシュレス決済比率の高い訪日外国人のインバウンド需要に応えられる点もメリットとなります。
Airペイ(エアペイ)で楽天ペイを導入する際の注意点
Airペイ(エアペイ)で楽天ペイを導入する際の注意点は以下の2つです。
- 審査・申し込みに関する注意点
- システム・端末に関する注意点
それぞれの詳細について解説します。詳しく見ていきましょう。
審査・申し込みに関する注意点
審査・申し込みに関する注意点について解説します。Airペイ(エアペイ)で楽天ペイを導入する際は、以下の3点に注意しましょう。
- QRコード決済は別途申請が必要
- 楽天ペイの審査は個別で行われる
- 店舗業種や内容によっては審査が通りにくい
楽天ペイはQRコード決済に分類されるため、Airペイ(エアペイ)の申込時にQRコード決済を別途申請する必要があります。QRコード決済の申請がない場合は、楽天ペイはもちろん、その他のQR決済も利用できませんので、注意しましょう。
また、楽天ペイは楽天ペイメント株式会社が個別の審査を実施しています。商品券やプリペイドカードなど、禁止されている商品やサービスを取り扱っている場合は、審査に通らない可能性が高まることをご留意ください。
システム・端末に関する注意点
システムや端末を利用する際には、以下の注意点を意識しましょう。
- 対応端末はiOSのみ
- インターネット接続が必須
- こまめなアップデートが必要
Airペイ(エアペイ)はAndroid端末に対応しておらず、iPhoneまたはiPadでのみ動作します。楽天ペイなどのQRコード決済は、インターネット接続が必須となるため、通信が不安定な場所では決済エラーが発生する可能性があります。ご注意ください。
また、Airペイのアプリを利用する際には、アップデートを定期的に行うことをおすすめします。アプリが古いバージョンの場合は、表示に不具合が生じ、スムーズに動作できない可能性があります。
Airペイ(エアペイ)で楽天ペイ決済を導入した場合、その他楽天系のキャッシュレスサービスは使える?
項目 | エアペイの対応状況 | 補足 |
楽天ペイ(アプリ決済) | ◯ 利用可能 | QRコード・バーコード決済。楽天ペイのアプリから支払いが可能です。 |
楽天ポイント(支払い) | ◯ 利用可能 | 「ポイントを使う」に設定していれば、自動的に反映されます。 |
楽天ポイント(付与) | ◯ 自動付与 | 楽天ペイの利用時は1%の基本還元。(楽天カード払い等などさらにアップ) |
楽天キャッシュ | ◯ 利用可能 | 楽天ペイアプリの残高として利用可能です。 |
楽天Edy(電子マネー) | ✕ 利用不可 | 現時点ではAirペイに対応していません。 |
Airペイ(エアペイ)でのその他の楽天系のキャッシュレスサービスの対応状況について解説します。
- 楽天ペイ(アプリ決済)
- 楽天ポイントの取り扱い
- 楽天キャッシュ
- 楽天Edy
下記の項目では上記の決済方法の対応状況について詳細を解説します。導入の際の参考にしてみてください。
楽天ペイ(アプリ決済)
Airペイ(エアペイ)では、楽天ペイの利用が可能です。
Airペイでの楽天ペイの決済方法は、利用者が提示したQRコードまたはバーコードを読み取るストアスキャン方式が採用されています。
また、ユーザーは楽天ポイントや楽天キャッシュと組み合わせて決済を行うことも可能です。
楽天ポイントの取り扱い
ポイントの利用や付与は、アプリ内で行えるため、店舗側からポイントの利用について尋ねる必要はありません。
また、利用者が使用したポイントは、店舗の売上として計上され、手数料込みで楽天から店舗に売上として振り込まれます。
楽天キャッシュ
楽天ペイのお支払い元として利用可能です。
ユーザーは設定画面で楽天キャッシュを選択すれば、「楽天キャッシュ」を出金先として利用できます。
ただし、キャッシュに残高が残っていない場合は決済できませんので、ご注意ください。
楽天Edy(エディ)
流通系電子マネーの楽天Edyは、Airペイ(エアペイ)に非対応のため、利用できません。
楽天Edyに対応する場合は、別途「楽天Edy決済端末」を用意する必要があります。
そもそもAirペイ(エアペイ)と楽天ペイの違いって?
項目 | Airペイ(エアペイ) | 楽天ペイ |
提供元 | リクルート | 楽天グループ株式会社 |
分類 | 決済サービスのまとめ役 | 決済ブランド・決済手段の1つ |
役割 | 複数のキャッシュレス決済のコンパクト化 | 消費者のキャッシュレス決済方法/店舗側の導入手段の1つ |
導入対象 | 店舗(販売者) | 店舗(販売者)と消費者 |
利用に必要なもの(店舗側) | iPhone/iPad+専用のカードリーダー | 楽天ペイの加盟申請+専用端末など |
対応ブランド | クレジットカードや電子マネー・QRコードを含む30種類以上 | 楽天ペイ |
入金サイクル | 月3回/月6回(無料)など | 最短で翌日(楽天銀行の場合) |
手数料 | 3.24%〜3.74%(決済手段により変動) | 3.24%(税込み) |
ポイント連携 | リクルートIDとのポイント連携に非対応 | 楽天ポイントとの連携が可能 |
「Airペイ(エアペイ)」と「楽天ペイ」の比較による違いは役割が異なることです。どちらもキャッシュレス決済のサービスですが、それぞれに強みが異なります。
そこで下記の項目では、Airペイと楽天ペイの違いを詳しく解説します。
Airペイ(エアペイ)は「まとめ役」
Airペイ(エアペイ)の強みを簡潔に表すと「まとめ役」です。なぜなら、クレジットカードや電子マネー・QRコード決済など、多くの決済手段をまとめて処理できるからです。
さらに、Airペイ(エアペイ)の導入により、店舗側は楽天ペイやPayPayなどの決済方法をまとめて追加できる点もメリットとなります。
楽天ペイは「個別の決済手段」
楽天ペイの強みは「個別の決済手段」です。
下記の項目では楽天ペイの導入でユーザーと店舗側が得られる利点について解説します。
ユーザーは楽天ポイントを貯められる
ユーザーは楽天ペイの利用で楽天ポイントを貯められます。楽天カードなどの他のサービスとの併用で、効率的にポイントを貯めることが可能です。
さらに、ポイントアップキャンペーンの期間中であれば、よりお得にポイントを貯められます。
店舗側は新たな顧客獲得とキャッシュフロー改善の可能性
店舗側は楽天ペイの導入で新たな顧客の獲得が期待できます。これは楽天ペイに対応することで、楽天ユーザーにサービスをアピールできるためです。
また、楽天ペイの振込先口座を楽天銀行に設定した場合は、最短で翌日に売上金が入金されるため、お金の流れを示す「キャッシュフロー」の改善にも期待できます。
店舗の決済手段としてはAirペイ(エアペイ)と楽天ペイどちらを導入すべき?
比較項目 | Airペイ(エアペイ) | 楽天ペイ(店舗向け) |
対応決済手段 | クレジットカード、QRコード決済(楽天ペイを含む)、電子マネー(Suicaなど)30種類以上 | 楽天ペイ(アプリ決済)のみ(※他はオプション対応) |
楽天ポイント | 使用可能(楽天ペイ経由のみ) | フル活用可能(ポイント付与・利用) |
決済手数料 | 3.24%〜3.74%(業種や決済方法により異なる) | 3.24%(一律) |
初期費用・端末代 | キャンペーン開催時は無料 | 専用端末(またはアプリ)で対応。無料あり |
月額費用 | 無料 | 無料 |
導入の手間 | 複数決済を一括申請&審査 | 単一のサービスのため、導入までの敷居が低い |
対象顧客層 | 幅広い(インバウンドを含む) | 楽天ユーザー中心 |
Airペイ(エアペイ)と楽天ペイでは、立ち位置や強みが異なりますので、事前に優先順位を決めておきましょう。
例えば、さまざまな決済手段を一括で管理・導入するのであれば、Airペイ(エアペイ)、楽天ユーザーにアプローチし、顧客層の拡大を狙う場合には楽天ペイがおすすめです。
インバウンド需要への対応や楽天ユーザーへのアピールなど、双方に導入の利点があります。どちらも月額無料で利用できますので、まずはお試しで導入してみてはいかがでしょうか。