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会社に惚れて入社する、働く人と企業の成長に繋がるシンプルな採用の考え方

採用市場は「売り手市場」と言われている近年。
採用に課題を感じている企業様って意外と多くいるんじゃないかと思います。

・募集をかけても応募が来ない
・面接をしても求職者から入社意欲が感じられない
・採用したけどミスマッチですぐ退職してしまう   などなど。

一方で求職者側でも、

”入社したものの思ってた会社じゃなかったかも”

とか、会社の内部がどうなっているのかって、募集要項や会社ホームページを見ただけじゃよくわからないことも。

会社がスケールしていくために必要不可欠な”人”ですが、 会社のことが正しく伝わっていなかったり、入社後にミスマッチがあったら残念ですよね。

そんな市場背景も踏まえ、本日は人事部の目線から、採用活動のお話をしたいと思います。

僕たちa-worksも、採用に力を入れ始めた頃はうまくいかないことだらけで、お金も時間もかけているのに自社に合う方が採用できない時期がありました。

今までいろんなことをやってきましたが、

”たくさんの応募者の中から採用したい人を選ぶ”

のではなく、

”応募してほしい方たちへどんな風にアプローチして、自分の会社を深く知ってもらうのか”

”どうやったら応募してほしい方たちがa-worksを好きになってくれて、選んでくれるのか”

を考えて施策を実行するようになって、 今ではコストを押さえつつ、自社に合う方たちに入社してもらえるように。 「採用活動はマーケティングだ!」ということを深く実感しています。

こういった話を仲の良い企業様たちとしていると、採用に課題を抱えている会社がたくさんいることに気付いて、

”a-worksが5年間悩んで悩んで考えて作り上げてきた採用の考え方や捉え方が、もしかしたら他社様のお役に立てるかもしれない。”

って感じたんです。

会社やその会社のブランドを理解して、本気で愛を注げるような人たちに働いてもらうことが、会社の成長にも、働く人たちの幸せにもきっと繋がります。

そんな採用活動のお手伝いができれば、僕たちとしても嬉しいことだということで、他企業様向けの採用マーケティング支援事業を始める運びとなりました。

このブログでは、a-worksの実例も紹介しつつ、マーケティングの考え方に基づいた採用活動の全体像や、採用マーケティング支援事業を通してどんなことを実現したいのかについてお話ししたいと思います。

マーケティング思考に基づいた採用活動とは

採用活動≠採用媒体選びではない?

まずはじめに、これまでの経験から、採用活動は”募集要項をどの採用媒体へ掲載するのか”を考えることではないんだと強く感じました。

正確にいうと、採用媒体選びはマーケティング思考に基づく採用活動の一環だと思っています。

では、マーケティング思考に基づいた採用活動ってどんなことをするのか?

僕たちは特に、中途採用市場において、”a-worksを知る”から”a-worksへエントリーする”までの求職者のプロセスを把握し、a-worksを選んでもらえるようアプローチを行ってきました。

”誰に何を認知させるのか”を考える

採用したい人たちに対して、まずは自社のことを深く知ってもらわないといけないのですが、ただ「知っている」ではなく、転職潜在層・転職顕在層に深く認知してもらう必要があります。

転職顕在層なら採用媒体に掲載する募集要項から会社を認知することがほとんどだと思います。

一方で、転職潜在層は採用媒体に登録していない人も多いので、コーポレートサイトなどのオウンドメディア、あるいはSNSがきっかけになることもあるかもしれません。

どの経路で知ってもらうにせよ、例えば自社の価値観やスタンス、ビジョンなど、

来てほしい人たちにどんなコンテンツを届ければ心に響くのか。

についてしっかりと言語化することが重要だと思っています。

比較・検討の末応募してもらう

なにかモノを買うとき、同じような他社製品と値段やスペックを比較してから買うことって多いと思うんですが、求職者も同じ。いろんな会社を見て、比較して、応募したり、内定承諾したりしますよね。

その際、会社のコーポレートサイトを見たり、第3社サイトと言われる、客観的な意見を参考にしたりします。

ここでも、

どこにどんなコンテンツがあれば最終的に自社を選んでくれるのか。

を考えることが重要です。

企業の認知から比較・検討、応募までの、求職者のアクションイメージ

認知の段階でも、比較・検討の段階でも、

・どんな人に来てほしいのか(採用人材像)
・その人たちに自社をどう認知して欲しいのか(採用メッセージ)
・その人たちは今はどこにいるのか、どんな会社へエントリーしているのか(ライバル企業はどこなのか?)

といった、採用活動において重要になってくる項目をまずは整理・言語化すること。

そして、採用したい方たちへどんなアプローチ施策を打っていけばいいのかを考えなおすこと。

これらをa-worksでは徹底的に行ってきました。

a-worksの採用活動

僕たちの採用活動について具体的なお話をすると、12期を迎えた2019年9月時点で、そんなに手をかけずとも継続的に応募がきています。

しかも、面接に来ていただいた方たちの選考通過率は50%を超えており、採用CPA※も、人事部立ち上げ当初の半分以下になりました。

※採用CPA:従業員1名を採用するためにかかる採用費用

つまり、 採用効率が非常に高く、かつ、会社文化によく合う方が 応募してくれているんですね。

もちろん今の状態になるまでにたくさん悩んで、考えて、失敗することもありました。

時間もお金もかけているのにうまくいかない時代

2015年頃まではまだ人事部はなく、代表自らや現場メンバーが、本業の傍らで求人出稿や面接を行っていました。

そこから会社の規模が大きくなり、たくさん人を採用しないといけなくなってきたので、とりあえず採用媒体や採用エージェントを使って募集をかけていました。

たまに応募がきて、その都度面接へ進めるかどうかを考えるんですが、選考基準があいまいなのでほぼ直感で判断してしまっていて。

採用の課題がなんなのか以前に、そもそも採用活動ってどうやったらいいのかよくわかってなかったんですね(苦笑)

今後の事業拡大へ向けて2015年9月に僕が中心となって人事部を立ち上げ、そこから本格的に採用活動が開始しました。ですが、誰もやったことがないので最初は本当に手探りで、

・どの採用媒体に求人を出すのか
・掲載にいくらかかるのか
・掲載文面はどうするのか

そんなことばかりを考えていて、時間とお金だけが取られていきました。

お金をかけて大型の採用媒体へ募集を出すとたくさん応募がくるんですが、当初人事部は1人だったので全く手が回らない。

選考基準や採用人材像をしっかり設計できてないので、せっかく入社してくれた方も会社に合わずに辞めてしまうといった感じで、採用効率がとても低いという課題を抱えていました。

このままではいけないと思い、

そもそもどんな人に入社してほしいんだっけ?入社してくれた人たちにどうなってくれたらその人も僕たちも幸せなのか?

といった根本から見直しました。

こんな感じで、採用メッセージや採用人材像を改めて考え直したんですね。

“何を認知させるのか”を再定義

じゃあ、僕たちが考える採用人材像のような方たちは、

今はどこにいて、どんな企業に転職していっていて、どうすれば彼らの転職の選択肢に僕たちも入ることができるのか?

ここを徹底的に分析しました。

来てほしい方たちの転職の選択肢に入るために、まずはa-worksのことを知ってもらう必要がありますが、道を歩いていて、

「あ、a-worksに入ろう」

って思うことってないですよね。そもそもa-worksを知る機会すらないと思います。

また、たとえ会社名を知っていても、会社の内部がどうなっているのかって、よくわからないと思うんです。

何が言いたいかと言うと、伝えたいのは「a-works」という会社名や事業内容、資本金などの表面的な情報ではなく、

 ・どんな人たちが働いていて
 ・どんな価値観を大事にしていて
 ・どんなことを実現しようとしているのか

といった、「a-worksブランド」。

これを入社してほしい方たちへ伝えていかないといけないと思っていて。

ブランドというと大げさですが、会社やメンバーのこれまでの実績や、大事にしていきたい価値観を会社のストーリーとして積み重ねていくことで、ブランドは成立すると考えています。

このストーリーを積み重ねるために、自社の公式サイト(思い切って全面リニューアルしました!)や、今ご覧いただいているこのブログ(オウンドメディア)で継続した情報発信をしているんですね。

地道な取り組みですが、今となってはたくさんの方にご覧いただけて、特定の検索ワードでSEO上位に上がってくる記事もたくさんあります。

公式サイトもリニューアル

a-worksブログ記事
左:「どう生きたい」の検索でSEO1位 右:「仕事 楽しい」の検索でSEO11位

働いている人がどんな価値観を持っていて、キャリアを通してどんな成長をしているのか?

など、会社のホームページを見るだけじゃ伝えきれない、けど知ってもらいたい情報がたくさん蓄積されていて、面接に来る方の多くがこのブログを見てくださっています。

採用媒体とオウンドメディアを活用した採用活動

公式ブログでの情報発信は継続しつつ、採用媒体の使い方も検討しなおしました。

転職顕在層方たちの多くは採用媒体から初めて企業を認知するので、どんな採用媒体を使えば、僕たちが来てほしいと思っている方へ効率的にアプローチできるのかを考えて、使用する媒体を選定しました。

その結果、web/IT業界での採用に特価したGreenさんや、若手優秀層へとリーチできるWantedlyさんを使うように。

公式サイトやオウンドメディアで発信している『採用メッセージ』を、採用媒体のコンテンツにも落とし込みました。

採用媒体でa-worksに興味を持ってくれた人たちは大体コーポレートサイトを見にきてくれるので、そこでブログ記事などの情報から更にa-worksの認知が深まります。

こんな風に採用媒体の特性や、媒体の登録者属性を理解したうえで媒体活用をすることで、より自社にマッチする方からのエントリーが多くなりました。

採用マーケティング施策により、なにがどう変わったか

このブログに書いているのは一部ですが、ここまででお話ししてきた採用マーケティング施策を継続することで、

時間やお金をたくさんかけて求人出稿や選考を実施するものの、

 ・面接対応に忙殺される
 ・採りたい人が応募してくれない
 ・入社してくれた人が辞めてしまう

こんな状態から、

来てほしい人が時間、お金をかけずにたくさん応募してくれるようになったんです。

人事部立ち上げ当初(2015年9月)と2018年以降の各選考通過率を比較してみると、 大幅に通過率が上がっています。
オウンドメディアや採用媒体等によってa-worksの価値観やスタンスに共感し、そのうえで応募してくれる方が増えたということがわかるかと思います。

また、元々ほとんどなかった公式サイトからの応募が、今では週に何人も応募してくれるようになりました。

ブログ記事や採用媒体でa-worksを知った方が公式サイトを見にきたときに、”どんな会社なのか”がしっかり伝わることで、自然とそのまま応募できる導線ができているんじゃないかと思います。

採用CPAについても、公式サイトやオウンドメディアでの情報発信、利用する採用媒体を見直したことで、結果的に1番低いときで約30万円まで、大幅に下がりました。

<採用CPA推移>

こんな風に”採用の在り方”が変化してきたわけですが、今日始めて明日すぐに結果がでるものではないので、とても地道な取り組みでもあります。

けれども会社の未来を創っていくうえで、自社の価値観やスタンスにマッチする人にジョインしてもらい、長く活躍してもらうことって、ものすごく重要だと思いませんか?

ここまででお話ししたような、採用市場において自社のマーケティング・ブランディングを行うことを、a-worksでは「エントリーマーケティング」と呼んでいます。

「エントリーマーケティング」事業化へ

自社でエントリーマーケティング施策がうまくいき始めると、うれしいことに使用している採用媒体の担当者様から、

「a-worksさんが一番上手くうちを活用してくれていて、採用効率も良いので、成功事例として紹介させてほしい!」

というお声をいただいたり、仲の良いパートナー企業様から、

「どうやったらそんなに優秀で人柄も良いメンバーの採用ができるのか、ぜひ教えてほしい」

などといったお声をいただけることが多くなりました。

新しい会社方針ともマッチする、エントリーマーケティング支援事業スタート!

12期に入り、a-worksは会社のビジョンやミッションを一新しました。

暫定ですが、新しい会社ミッションとして、

”想い溢れるブランドの本質的スケールアップを支援する”

というものを掲げています。

ブランドのスケールアップには、そのブランドへ本気で愛を注げる「人」が必要不可欠。

いろんな選択肢の中から”条件が合うから”といって自社を選んだ人より、その会社やブランドのことを真に理解して、好きになって、入社してくれる人の方がきっと活躍してくれるし、結果的にそのブランドのスケールアップへも繋がるんじゃないかと思います。

そこで、僕たちがこれまでやってきた採用活動におけるノウハウを活かして、僕たちのミッションでもあるブランドの本質的スケールアップを支援できたら、こんな素敵なことはない。

そんな想いでエントリーマーケティング支援事業を始めることにしました。

エントリーマーケティング支援事業の概要

このブログでお話ししてきたような、

 ・採用メッセージ、採用人材像などの設計
 ・オウンドメディアによる情報発信
 ・採用媒体の活用方針設計

など、

”採用したい方たちにどうアプローチすれば応募してもらえるのか”

の一連の仕組み作りを行っていきます。

必要であれば応募~内定までの選考フロー構築なんかもやりますし、企業様によって個別に最適な支援をさせていただければと思っています。

すでに一社お取り組み中でして、慣れない部分も多々ありますが、ブランドスケールへ貢献できるよう日々奮闘しております!

クライアント企業様にとってベストなご提案はなんなのか。代表野山とともに日々考えています。

出会うべき人と企業が出会う世界へ

採用市場はものすごいスピードで変遷していて、ビジネスパーソンの動向も日々変容しています。

そこに企業の情報発信が追いついていなかったり、情報発信の重要性を理解していても、そこに時間やお金を割けていない企業も多くいます。

会社の表面的な情報だけじゃなくて、

その会社の、そのブランドの伝えたい想いや、実現したいビジョンといったストーリーを、届けるべき人たちに届ける。

そんな支援をこれから行っていきたいと考えています。

また、企業だけじゃなくて働く人たちにとっても、

「入社する会社が自分に合うのかなんて、結局働いてみないとわからないよね」

と思ってしまうのではなくて、ブラックボックス化している会社の内部を事前に知ってもらい、本当に自分の生き方に合う会社に入ってほしいです。

「内定もらえたから入ろう」

ではなく、

「この会社だから働きたい」

と心から思える会社に出会い、そこで自分の思い描く人生を生きれるよう成長していってほしい。

支援させていただく企業も、転職活動をしている求職者も、企業様を支援する僕たちも豊かになれる。

そんな三方よしの事業を通して“出会うべき人と企業が出会い・育つ”仕掛けを世の中に広めていきたいです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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